夫が病院に入ってから70日
入っていなかったら この70日はどうだったのだろう
月末のお給料日を楽しみにして 毎日の仕事を当たり前にこなし
時々は平日にも温泉に行って 冷たい水風呂に入って生き返り
休みの日には車で遠出をして緑に囲まれる所に行ったり
お盆休みには 恒例のごとく長野県に旅行にも行ってたはず
そんなことが当たり前だったのになぁ…
現実の70日は 病いとの闘いの日
もしかしたら 今がピークを迎えた時かもしれない
肺炎で呼吸困難になったり その延長で気管切開をすることになったり
してきたけど 今ほど辛い時ではなかったのではないかと思う
今は 両腕 両脚 から全身 痺れて痛みが強く もしも声が出るなら
大声で叫んでいるであろう苦痛に 耐えなければならない
痛み止めで 少し楽になれる時間を作れていても
それが切れたら 又痛みはやって来る 必ず来る
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昨日面会に行ったら 痛み止めで眠っていたので 会わずに帰って来た
夜になって LINEで 「今日はゴメン」
私に気を使う感情はある
今日の面会もどうかな…と思ったけど 看護士さんが連れてきてくれた
ギリギリ会える具合だった
昨日の辛さを 死んだ方がマシ くらいに思っていた
全身腓返りが続く状態なら そうなるよね と思う
死を意識して 「昨日は息子達に会いたくなった」という
この状態での生きる苦しみ に耐えきれないのかな
自分でも 「気持ちが病んでいる」と心細くなっている
ごめんな 私 何もできなくて しか言えない
手を握って 「ありがとうな」て言ってくる
痛みが襲って来てもう限界 顔を歪めて痛みに耐えてる様子
看護士さんに連れられて部屋に戻って行った
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ようやく 神経系の診断も加わるようになって そっちの病気ではないかと
主治医も動いている
昨日の面談で 浮上してきた病名が 『血管炎』 だった 膠原病の一種だという
義理母と同じ膠原病……… 種類は違うけど… モヤモヤした気分になる 遺伝なのか…
まだ 確定して告げられたわけではない
来週にはわかるはず
70日病院に居ても 夫の中の病気の方が 力が勝っているみたい・・・
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